さつま白波といえば、芋焼酎の定番中の定番といえる昔からある焼酎です。
その蔵元の薩摩酒造「明治蔵」に行ってきました。

こちらの館内では工場での焼酎作りの工程を見学することができ、ラストは薩摩酒造さんの焼酎お土産コーナーがあります。
青リンゴの香りを醸し出す「彩響」や「薩摩白波明治蔵」「枕崎」などある中で、スタッフさんが紹介してくれたのが、明治蔵でしか買えない芋焼酎「いもだらけ」🍠
この「いもだらけ」は名前のとおり17種類のサツマイモが使われています。
しかし、、、
その17種類の芋の収穫がまとまって取れなくなっているとのことで、今回購入した「いもだらけ」も残りわずかと。そりゃ買いますよね。

生で飲むと香りはまさに芋焼酎特有の芋くささって感じです。水割り・炭酸割では香りがやわらぎ、お湯割りにするととても良い香りを立ててくれます。
鹿児島に行かれるときは枕崎の明治蔵まで足を運んでみてね。もしかしたら在庫があるかもw
ラベルにはこのように書かれてあります。
「さつま芋には、ふくよかな味わいの白芋、優しい味の赤芋、甘くて鮮やかなカロチン芋、フルーティでコクのある紫芋など、様々な種類があります。その中から厳選した17種類のさつま芋(白芋3種、赤芋8種、カロチン芋4種、紫芋2種に軽7種類)を使用して仕込み、かめ壺にてじっくりと熟成させました。絶妙なバランスでブレンドすることで、どっしりと深みのある味わいに仕上げた貴重な逸品です」と。
せっかくなので、使われてる17種類のサツマイモの特長と開発エピソードを箇条書きでご紹介します。
1. ハヤトゴールド
- 特長:
- 黄金色の見た目と、しっとりとした食感が特徴です。
- 甘みが強く、焼き芋やスイーツに適しています。
- 開発エピソード:
- 鹿児島県で育成された品種で、外観の美しさと食味の良さを追求して開発されました。
2. ベルベット
- 特長:
- 皮の色が濃く、ベルベットのような滑らかな見た目です。
- ねっとりとした食感と、濃厚な甘みが特徴です。
- 開発エピソード:
- 新しい食感と甘さを持つサツマイモを目指し、品種改良によって誕生しました。
3. 蔓無源氏(つるなしげんじ)
- 特長:
- 名前の通り、つるが短く、栽培しやすい品種です。
- ホクホクとした食感と、素朴な甘みが特徴です。
- 開発エピソード:
- 栽培の省力化と、安定した収穫を目指して開発されました。
4. 紅あずま
- 特長:
- 昔ながらの定番品種で、ホクホクとした食感が特徴です。
- 素朴な甘みがあり、焼き芋にすると特に美味しいです。
- 開発エピソード:
- 関東地方を中心に広く栽培され、長年にわたり親しまれています。
5. さつま金時
- 特長:
- 鮮やかな紅色と、ホクホクとした食感が特徴です。
- 上品な甘みがあり、焼き芋や天ぷらに適しています。
- 開発エピソード:
- 徳島県の鳴門金時が有名で、地域ブランドとして確立されています。
6. こなみずき
- 特長:
- 粉質で、加熱するとホクホクとした食感になります。
- 甘みが強く、焼き芋や蒸し芋に適しています。
- 開発エピソード:
- 食味の良さと、栽培のしやすさを両立させることを目指して開発されました。
7. ベニハルカ
- 特長:
- 近年人気の高い品種で、ねっとりとした食感と強い甘みが特徴です。
- 焼き芋にすると、蜜が溢れるほどになります。
- 開発エピソード:
- 従来の品種よりも、さらに甘く美味しいサツマイモを目指して開発されました。
8. ハマコマチ
- 特長:
- 外皮は赤紫色で、中は橙色をしています。
- 肉質はやや粘質で、加熱するとしっとりとした食感になります。
- 甘味が強く、焼き芋やスイーツに適しています。
- 開発エピソード
- 名前の由来は、育成地の砂浜に多く咲く「ハマヒルガオ」の別名から名付けられました。
9. 金時
- 特長:
- 肉色は濃い黄色で、加熱するとホクホクとした食感になります。
- 甘味が強く、焼き芋や天ぷらに適しています。
- 開発エピソード:
- 高系14号から選抜育成されました。
10. クイックスイート
- 特長:
- 加熱調理時間が短く、手軽に食べられる品種です。
- しっとりとした食感と、上品な甘みが特徴です。
- 開発エピソード:
- 忙しい現代人のニーズに応えるため、調理時間の短縮を目指して開発されました。
11. ムラサキマサリ
- 特長:
- 紫色のアントシアニンが豊富で、健康志向の方に人気です。
- ホクホクとした食感と、上品な甘みが特徴です。
- 開発エピソード:
- 機能性成分に着目し、健康に良いサツマイモを目指して開発されました。
12. 白豊(しろゆたか)
- 特長:
- 白い果肉と、ホクホクとした食感が特徴です。
- でんぷん質が多く、加工用にも適しています。
- 開発エピソード:
- でんぷん原料としての利用価値を高めるため、多収で良質な品種を目指して開発されました。
13. 安納(あんのう)
- 特長:
- 種子島で栽培される品種で、ねっとりとした食感と濃厚な甘みが特徴です。
- 焼き芋にすると、蜜が滴るほどになります。
- 開発エピソード:
- 種子島の温暖な気候を生かし、甘くて美味しいサツマイモを目指して育成されました。
14. トキマサリ
- 特長:
- 外皮は赤紫色で、中は橙色をしています。
- 肉質はやや粘質で、加熱するとしっとりとした食感になります。
- 甘味が強く、焼き芋やスイーツに適しています。
- 開発エピソード:
- 育成地の砂浜に多く咲く「ハマヒルガオ」の別名から名付けられました。
15. 兼六(けんろく)
- 特長:
- 石川県で育成された品種で、ホクホクとした食感が特徴です。
- 上品な甘みがあり、焼き芋や蒸し芋に適しています。
- 開発エピソード:
- 北陸地方の気候に適した、高品質なサツマイモを目指して開発されました。
16. 大白(たいはく)
- 特長:
- 名前の通り、大きな白い芋が特徴です。
- 肉質は粉質で、加熱するとホクホクとした食感になります。
- 甘味が強く、焼き芋や蒸し芋に適しています。
- 開発エピソード:
- 多収で良質な品種を目指して開発されました。
17. サツママサリ
- 特長:
- 外皮は赤紫色で、中は橙色をしています。
- 肉質はやや粘質で、加熱するとしっとりとした食感になります。
- 甘味が強く、焼き芋やスイーツに適しています。
- 開発エピソード:
- 機能性成分に着目し、健康に良いサツマイモを目指して開発されました。
枕崎に行かれる際は明治蔵とカツオの藁焼きはセットですよ!!
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